- Communications
- Entertainment
- Developer Tools
Excel ファイルの分割
リソース不足と表示される場合には、Excel ファイルを分割することでより大量の集計を行うことができます。
あるいは不要な集計表がある、特定の集計表を別のファイルに保存したい、などの場合にも同様の手順でファイルを分割することができます。
フィールドの追加、グラフ形式の変更などをして
新しい集計表を追加する こともできます。
集計表と元データの関係
wlog は、アクセスログを読み込んだ後、集計の元になる四種類のデータを作成します。
過去二週間分 | 過去二週間分だけのページビューを含みます。通常四つのデータの中ではもっとも小さいデータとなります。 |
検索キーワード | 検索エンジンからきた場合のデータです。通常過去二週間分のデータよりも大きく、ページビューよりも小さくなります。 |
ページビュー | ユーザーが見たページのデータです。通常検索キーワードよりも大きく、サーバーヒットよりも小さくなります。 |
サーバーヒット | 画像や CSS などを含む、サーバーへのすべてのリクエストのデータです。サイトの構成にもよりますが、通常ページビューの三倍から十倍程度のデータになります。 |
集計表はこの四つのデータのいずれかを利用しており、同じファイルにある同じデータを参照する集計表はデータを共有します。
それぞれの集計表と
上記四種類のデータの関係は、集計表一覧 で確認することができます。
元データを
四つに分割しているのは、より大きい容量に対応するためのものです。
リソース不足の場合、もっとも大きいデータを別のファイルに移すともっとも効率的ですが、例えば Status 集計表だけを削除しても、まだファイルにはサーバーヒットデータを必要とする TimeTaken 集計表が残っているので、効果がありません。
Status と TimeTaken の両方を削除すると、そのファイルからは自動的にサーバーヒットデータが削除されます。
Excel ファイルの分割手順
添付の wwwlog.xls にはすべての集計表が入っているので、これをコピーして不要なシートを削除すればファイルを分割することができます。例として、Status と TimeTaken を wwwhit.xls に分割する例を示します。
- wwwlog.xls を wwwhit.xls にコピーします。
- wwwlog.xls を開きます。
- 画面下部のタブ部分を右側にスクロールし、[Status] タブをクリックします。
- Shift キーを押しながら [TimeTaken] タブをクリックします。
- [編集] メニューの [シートの削除] をクリックし、表示される確認画面で [削除] をクリックします。
- 保存して wwwlog.xls を閉じます。
- wwwhit.xls を開きます。
- 画面下部のタブ部分を一番左側にスクロールし、[Recent] タブをクリックします。
- Shift キーを押しながら [KeywordByHost] タブをクリックします。
- [編集] メニューの [シートの削除] をクリックし、表示される確認画面で [削除] をクリックします。
- 保存して wwwhit.xls を閉じます。
これでもリソース不足が表示される場合は、さらにシートを削除して、上記マクロ一覧を参考に分割していきます。
分割後にさらにリソース不足が表示される場合には、さらに分割するか、集計期間を短くする ことで対処します。